タイトル 「食政策センター ビジョン21」主宰の安田節子公式ウェブサイト/リンクは自由です(連絡不要)/お問い合わせは管理者まで

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放射能と食べもの汚染
「放射能と食べもの汚染」
(12年3月25日 寄居町講演 ustream 2時間29分4秒)
5年後10年後のために、今、放射能汚染された食物に対策が必要!(ネットラジオ:増岡聖子の「聴きたい♪言いたい♪♪」への外部リンク1)
放射能汚染……食材の選び方について(ネットラジオ:増岡聖子の「聴きたい♪言いたい♪♪」への外部リンク2)
放射能汚染・・食材をどう選ぶ?(ネットラジオ:増岡聖子の「聴きたい♪言いたい♪♪」への外部リンク3)
今こそ、田んぼを守るべき!!TPPが食の安全を脅かす?(ネットラジオ:増岡聖子の「聴きたい♪言いたい♪♪」への外部リンク4)
消費者が問うTPP緊急シンポ
11.2.16 消費者が問うTPP緊急シンポ(12分45秒)

斑点米を食べてみた(3分16秒/日本有機農業研究会への外部リンク)
国産ナタネの灯を消すな!(3分57秒/日本有機農業研究会への外部リンク)
「世界に比べた穀物自給率の低さと問題点」(MPEG/約6.2MB)

著書

わが子からはじまる 食べものと放射能のはなし (クレヨンハウス・ブックレット)
『わが子からはじまる 食べものと放射能のはなし』発売中NEW!

TPPと日本の論点
共著『TPPと日本の論点』発売中NEW!

表紙
『自殺する種子』好評発売中

遺伝子組み換え企業の脅威―モンサント・ファイル

肉はこう食べよう、畜産はこう変えよう―BSEを乗り越える道

おしよせる遺伝子組み換え食品―食卓の安全を守るには
自殺する種子バナー
放射能雲のシュミレーション(スイス)
放射能雲の流れる方向を毎日ウオッチしてお役立て下さい。JSTが日本時間です。
Weather in Japan

気象庁環境緊急対応地区特別気象センターの最新シミュレーション
こちらも合わせると、より正確に補正できます。
http://www.jma.go.jp/jma/kokusai/kokusai_eer.html

雨情報(都内)は以下から。 (放射能雲が来ている日に天気が雨の場合、特に濡れてはいけません)
東京(東京)の天気 - Yahoo!天気情報
http://weather.yahoo.co.jp/weather/jp/13/4410.html
他県の天気はこちら

農林水産省 「表」でみる農産物に含まれる放射性セシウム濃度の検査結果(2011年3月19日〜)
http://www.maff.go.jp/j/kanbo/joho/saigai/s_chosa/ichiran.html

〜減思力(げんしりょく)を防ぎ、判断力、批判力をはぐくむために〜
https://www.ad.ipc.fukushima-u.ac.jp/~a067/FGF/FukushimaUniv_RadiationText_PDF.pdf

東北地方太平洋沖地震 発生地点・規模・時刻分布図
http://www.youtube.com/watch?v=QGH08OyQXg4&feature=youtu.be
11年1月1日〜10月15日まで、日本周辺で発生した地震がビジュアルでわかる動画

放射性核種による海洋汚染映像
ASR Radioactive Seawater Impact Map on Vimeo

FRYING DUTCHMAN humanERROR - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=ENBV0oUjvs0&feature=colike

放射能・放射線情報リンク集
http://www.hir-net.com/link/weather/radiation.html

更新情報

注.「節子の鶏鳴日記」以外の更新個所です

04/24 講演予定
04/14 講演予定
03/28 動画ファイル「放射能と食べもの汚染」追加
03/20 「食政策センター ビジョン21」に最近号追加
02/21 講演予定

お米の生産者、消費者のみなさまへお知らせ

斑点米アンケート
カメムシ斑点米──米の検査の見直しを求めるアンケートに対し、多くのみなさまにご協力いただき、感謝申し上げます。 集約結果は以下でご覧下さい。⇒斑点米アンケート結果

節子の鶏鳴日記

鶏鳴日記/最新更新時刻:2012/05/14 07:59

いま、そこにある危機 “使用済み核燃料”!
原発が構造的に抱える危険は通電が止まるだけで、冷却水を失うだけで、燃料の冷却不能という致命傷になることだ。圧力容器のなかの核燃料だけでなく、防御容器の外にある“使用済み核燃料”も同様だ。

爆発が起こり使用済み核燃料プールが傾いた福島第一原発4号機は東電がプールの底を支え棒で応急処置したに過ぎない。大地震が来れば建屋やプールの崩壊、いやプールにひびが入っただけでも冷却水喪失となる。地震が襲わないことをただ祈るしかない綱渡り状態にある。

『4号機の核燃料プールは、今も日本列島を物理的に分断するほどの力を持っています。震災時、このプールには炉心数個分もの使用済み核燃料が入っていたのです。大気圏内で行われた過去の核実験で放出された総量に匹敵するほどの、放射性セシウムが眠っています。…まさに「格納されていない炉心」です。今は水で冷やしていますが、プールにヒビが入るなどして水位が下がり、冷却できなくなると、温度が上がって燃料棒の鞘であるジルコニウム合金が発火するのです。こうなると、もはや水では消火できない。核燃料が大気中で燃えるという、人類のだれも経験したことはない、おそろしい状況になるのです。…科学にとって未知の大惨事になります。』(ガンダーセン博士 週刊朝日2012年3月16日号『福島原発4号機 プールのヒビ割れだけでも人類史上最悪の事態に』)

『(4号機の)燃料プールに保管されている燃料は、原子炉内部の通常の2〜3倍の量があり、溶け出してしまうと、その避難範囲は250km以上になります。』(小出裕章氏1月9日)
 4号機プールの燃料溶融が起これば、その強い放射能により第1、2、3、5、6号機もすべてが人が近づくことができなくなり、抑制不能となる。そうなったら、福島県全域はもとより、東北、関東圏は避難脱出地域となる。

2012年3月22日、参議院予算委員会公聴会で、公述人として意見を述べた村田光平氏(地球システム・倫理学会常任理事 元スイス大使)は、4号炉の燃料プールの危機のみならず、『1号から6号、共有のプールがございまして、それは4号機から50メートル離れたところでございますが、そこに、なんと6375本の燃料棒が収められていると、いうことであります。まさに、この4号機が事故を起こせば、世界の究極の破局の始まりと言えるわけであります。それにも関わらず、嘆かれるのは、危機感の欠如であります。』と指摘されている。

 政府によると、福島4号機の燃料プールからの燃料棒の移動作業開始は早くても2013年末という。

村田氏は「福島事故で、もうひとつ立証されたことは、いかに原発は核テロが容易であるかと、水と電気を止めればいいと。そして、防護されていない冷却燃料プール、これさえ襲えばいいと。そういう事実を世界に知らせてしまったということで、核保有国に取りましても、核廃絶は重要な、実質的な動機を与えられたということでございます。」と指摘。

福島事故を受けて世界は核廃絶に転換せざるを得ないところに来ているのだ。一方日本政府は北朝鮮の「ミサイル」発射実験の危機をあおって大規模な軍事配備を展開したが、まっとうに国防のため脅威を取り除こうというなら、なにはさておき全原子炉の廃炉と核燃料を取り出す作業を急がなければならないはず。それどころか再稼動に前のめりとは、国防が聞いてあきれる。

また、村田氏は加えて六ヶ所村の再処理工場*が日本から世界の究極の破局をもたらし得るものと指摘。(*:再処理工場とは、全国の原発から出た使用済み核燃料からウラン、プルトニウム(核燃サイクルの燃料)を取り出すためのもの。残りの高レベル廃液には使用済み燃料中の放射能の99%以上が含まれ、極めて毒性が強く、崩壊にもとづく発熱量はものすごく大きい。半減期の長い放射能が多く、毒性がいっこうに減らず、発熱し続ける。放射線により水が分解され、水素ガスが発生する。廃液には崩壊熱による突沸、水素ガスの爆発、その他の化学爆発の危険がつきまとう。抽出されずに残ったプルトニウムの臨界爆発の危険性もある。廃液は常に冷却し続けなければならないのだ。1958年、旧ソ連のウラル・キシュチムの爆発事故、80年4月のフランスのラ・アーグ再処理工場の火災事故はこうした危険の防止がいかに困難であるか、いったん事故が起きればどんな悲劇を招くかを我々に教える。)

ラ・アーグ再処理工場であわや大惨事という事故が起きていた。この事故について、広瀬隆氏は著書「東京に原発を!」で次のように指摘している。「再処理工場が大爆発を起こすと、どうなるだろう。これは要するに、原子力発電所を百基とか一千基とか束ねて、それが同時にメルトダウン→ガス爆発(または核爆発)の経過をたどるもの、と理解してよい。西ドイツのレポートによると、万一冷却装置が不能になると爆発によって工場の周囲百キロの範囲で、全住民が致死量の十倍から二百倍の放射能を浴びて即死・・・最終的死亡者の数は、西ドイツ全人口の半分にのぼる可能性がある、というのだ。このレポートが西ドイツのケルン原子炉安全研究所から内務省に提出されたのが一九七六年七月、いまから十年以上も前のことであるから、その当時より原子炉の数も規模もずっと大きくなっている今日では、蓄えている死の灰が桁違いに大きく、「致死量の及ぶ範囲は一万キロを超える」というのが定説になっている。地球の一周が四万キロだから、前後左右に一万キロの範囲をカバーすると、地球の半分を覆いつくす範囲の人間が死んでしまう。ラ・アーグの再処理工場から一万キロの円を描くと、人類のほとんどがこの世から姿を消す。… 一九八〇年代にフランスで起こりかけたのである。火災発生と同時に、フランスの大統領ジスカールデスタンが完全な報道管制を命じた。・・・フランスのラ・アーグ再処理工場では、放射性廃液が沸騰し、全世界が死滅寸前の重大事に直面していた」

この事故は人為ミス(ヒューマンエラー)で引き起こされた。送電線の不具合で停電が起こったが、当然備えていた自家発電機で主電源を回復。ところが自家発電機のスイッチを切らなかった!そのため巨大な電圧が両方から作用し、主電源のトランスが破壊され、自家発電機も完全にストップした。これがすべての電源であったため、冷却すべき放射性廃液が沸騰し火災が発生した。たまたま近い距離にフランス軍の兵器庫があり、偶然にも、そこに緊急発電装置があったという幸運によって人類滅亡が避けられたのだ。六ヶ所再処理工場も同じ危険性を内包している。いくつもの事故続きで本格稼動は先延ばし状態にある。きっぱり中止するべきものだ。

村田氏の発言「いかに現在、日本そして世界が危機的状況に直面しているかということであります。人間社会が受容できない、この原発のもたらしうる惨禍のリスク、これをゼロにしなければならない、と私は福島事故は全世界に想起させつつあると信じております。そして、このような事故を体験しながら、なお脱原発に躊躇するというのは倫理の欠如という誹りを免れないと、私は考えております。特に、この処理方法がいまだに発見されていない核廃棄物、これに象徴されるのは、今の世代の倫理の欠如と言えると思います。」「福島4号機の危機的状況、再処理工場の恐ろしさ、こういったものについて、ぜひ必要な危機意識を持って、これからその対処に、急いで、緊急に、もっと国が責任を持って、対処、対応できるような体制づくりに、ぜひご尽力いただきたいと思います。」 

村田氏は、いまそこにある危機を想像しようとしない、危機意識を欠いた政府(官僚、マスコミも)が災禍を招くまえにと満身の訴えをされている。

想像力の欠如は倫理感の欠如につながるのだろう。日本政府の姿勢にみられる最も深刻な事態はまさに倫理の喪失。これをいったいどうしたらよいのだろうか。(「いのちの講座」74号巻頭言より)

過去ログは「節子の鶏鳴日記」にあります



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