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各国の状況 ……アジアの場合(前編)


日本に先んじた韓国

韓国では、98年12月に、遺伝子組み換え食品の表示義務法が成立しました。韓国でもたくさん大豆を食べますし、アメリカからも輸入しているのですが、日本に先駆けて、ちゃんと表示を義務付ける事になりました。

インドでの反対運動

インドでは、大変な勢いで反対運動が起こっており、モンサント者の試験栽培場を焼き討ちする事件まで起こっています。これには、次のような背景があります。

途上国を狙った強引な商法

多国籍バイテク企業は、インドが、技術的や経済的な理由で食品安全性評価指針を持っていないのを良い事に、相当強引な方法で自社の組み換え作物を押しつけています。

一例として、州知事も知らない間に、モンサント社が40数カ所で試験栽培を勝手にはじめてしまったという事件があります。

このような同社の行動が住民の怒りを買い、南インドのアンドラプラデシュ州では、98年に、組み換え作物の栽培を全面禁止という決定がなされました。

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