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2009年06月

『自殺する種子』が発売開始
拙著『自殺する種子―アグロバイオ企業が食を支配する』が6月15日から書店販売となりました。

自殺する種子・表紙

農薬、化学肥料、飼料、種子を農業関連産業から購入して成り立つ近代化農業とグローバル食料システムは持続できないところに来ていると感じます。それは精神と体を害し、土壌劣化や水汚染、農業の衰退、地域社会の崩壊、社会コストの上昇、経済への負荷となって世界規模で顕在化しています。

しかも、巨大アグロバイオ(農業関連生命工学)企業が、種子を独占し、世界の食を支配しつつあります。工業的農業の矛盾を暴きつつ、その構造を具体的事例によって徹底解剖しました。

そしてこうしたあり方とは別の、世界中で起こっている新たな力強い潮流──地域自給、循環、有機、協同による再生の道──それはこれまで私が取り組んできた運動を通して立ち現れた確かな地平です。

ひとりでも多くの方に読んでいただきたく、図書館にも注文していただけるとありがたいです。(安田節子)

<出版情報>
『自殺する種子―アグロバイオ企業が食を支配する』
平凡社新書 720円+税
ISBN-10:4582854699
ISBN-13:978-4582854695
発売日:2009/06

<目次より>
はじめに なぜ種子が自殺するのか
第1章 穀物高値の時代が始まった 変貌する世界の食システム
第2章 鳥インフルエンザは「近代化」がもたらした 近代化畜産と経済グローバリズム
第3章 種子で世界の食を支配する 遺伝子組み換え技術と巨大アグリバイオ企業
第4章 遺伝子特許戦争が激化する  世界企業のバイオテクノロジー戦略
第5章 日本の農業に何が起きているか 破綻しつつある近代化農業
第6章 食の未来を展望する 脱グローバリズム・脱石油の農業へ

<解説>
巨大アグロバイオ(農業関連生命工学)企業が、遺伝子工学を駆使した生命特許という手法で種子を独占し、世界の食を支配しつつある。工業的農業の矛盾を暴きつつ、その構造を徹底解剖する。

<NEWS>
2011年2月3日(木)の東京新聞夕刊に、経済評論家の内橋克人さんが、「自殺する種子」(平凡社新書)について文章を書いてくださっているので紹介します。

※クリックで拡大

「自殺する種子」の著者インタビュー記事が下記に掲載されました。
新書紹介のサイト 連想出版 WEBマガジン「風」 8/15日号
http://kaze.shinshomap.info/interview/toki/07/01.html
2009年06月18日更新
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