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2004年06月

小泉首相、自衛隊の多国籍軍参加を表明
 小泉総理はシーアイランドサミットで自衛隊の多国籍軍参加を表明した。独、仏、露は参加しない。憲法を踏みにじり、国家の方向を変える重大な決定を国会に諮る前に独断で進め、しかも国会がこれを許すていたらくだ。国民主権を置き去りにして、米国隷従体制が作り上げられていく。

 有事法制も今国会で成立してしまった。有事関連法のひとつ、米軍協力措置法では国民の米軍への協力義務が課せられた。自衛隊改正法では、これまでの米軍の後方支援だけから、有事(と、そのおそれ)のみならず米軍の対テロ戦争全般が範囲となった。

 しかし、テロは軍隊と軍隊の戦いではないから軍艦や装甲車、ミサイルでは防げない。米国はテロの脅威をあおって、米軍が支配する世界体制を築こうとしているのではないか。自衛隊はすぐにイラクから撤退すること。イラクやパレスチナの軍事侵略を止めさせ、破壊や暴力を終わらせることだ。テロは人々の絶望と憎悪から生まれる。

 多国籍軍参加について自民党幹部は「安全よりも日米経済が大事」と発言。つまり
国民の命を危険にさらしてもお金の方が大事ということか。

 岐路に立つ日本。参議院選挙は私達の意志を示す唯一の機会だ。投票に行かないことは現体制を支持する結果になる。

 投票に行こう!
2004年06月23日更新
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