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遺伝子組み換え醤油も容易に判別


醤油や大豆油からも検出可能

いままで検出が困難とされてきた、醤油や大豆油、コーンフレークなどからも、GMO遺伝子を検出できる技術が開発されていました。(2001年5月25日朝日新聞夕刊より)

新検査技術の概要

茨城県つくば市の生体分子計測研究所(岡田孝夫社長)が、遺伝子組み換え作物を短時間で判別する新技術を開発しました。

組み換え遺伝子にだけ結合する人工遺伝子を加えて、原子間力顕微鏡で遺伝子の形状の変化を調べるというものです。

組み換えられた遺伝子があるとそこに人工遺伝子が結合し、太くなって見えます。

これからは、油、醤油も表示出来るはず

これまで組み換え作物の判別には、組み換え遺伝子部分を増幅して見つけるPCR法が中心でしたが、これでは遺伝子が発酵によって寸断された醤油や、ごく微量しか残存しない大豆油などの加工品では検査ができませんでした。

ところがこの新技術によれば、検査工程が簡単で時間が短く、費用も安いうえ、醤油や大豆油、コーンフレークなども検査できるといいます。

政府はすぐにでもこれを導入できるはずで、すべきです。検査できるのですから、これまで表示できないとしてきた醤油、油、コーンフレークなども、すぐに表示化すべきではないでしょうか。

(2001/12/10)

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