在庫処理は消費者の胃袋へ?!
政府、未審査の組換え品種を安全とする結論
2001年8月8日、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会食品衛生バイオテクノロジー部会は、スナック菓子から相次いで検出されていた未審査の組換えジャガイモを安全とする結論をまとめました。
これにより、9月には輸入・販売が解禁となります。
未審査のため違法として回収されたポテトスナック菓子は、9月以降再び販売が可能となるわけです。
これで安心して在庫処理ができることに
組換えジャガイモ混入の原料を、現在でも各菓子メーカーは抱えているでしょうが、9月以降、これを製品出荷できるようになります。
肝心の表示義務化は2003年1月からですから、それまでの期間に充分売りきることができるようになりました。
企業への配慮がみえみえの措置ですが、消費者としては殺虫毒素入り組換えポテトなぞ食べたくありません。
だのに無表示で、知らないうちに食べさせられるわけです。
在庫処理は消費者の胃袋へ!?
企業は消費者のためのモノ作りという精神を忘れて、利益第一主義になっています。
政府までもがそれに加担しているようでは、日本の製造業は消費者の信頼を失って衰退していくばかりです。
国産100%、非組換えのポテトチップスを探しましょう!
(2001/8/13)