組換え食品とアレルギーについて
遺伝子組み換え食品を摂取することによっておこりうるアレルギーにはどういったものがあるのか?
遺伝子組換えの、殺虫毒素を持つようになったトウモロコシ(商品名スターリンク)で、米国ではアレルギー症状を訴えた人が44人、少なくともその内の17人はこれを食べたのが原因と予測されています。
症状としては体の不調、発疹、ショックなど。
日本では飼料、食品ともに未承認であるにもかかわらず、飼料、食品(ケーキミックス粉など)から検出されています。
組換えポテトが検出される謎
最近では未承認の組換え殺虫毒素生成ポテトがポテトチップスなどから次々と検出されています。
しかし、ポテトは組換えがうまくいかない植物なので、生産国米国でもポテト生産面積全体の5%ほどしか組換えポテトの生産はされていない状況です。
ところが、その組換えポテトが、こんなにも日本のポテトチップスから出てくるというのはどうしたことでしょうか。
これでは、組換えポテトは集中的に輸出向けにまわされているのではないか、と勘ぐってしまいます。
いずれにしてもスナック菓子はコーンやポテト、ダイズフレークなど、米国・カナダからの輸入原料を使用する割合が高く、さらに油で揚げています。
その油がダイズ油やナタネ油と、どちらも遺伝子組換えダイズ、ナタネが高い割合で混入している原料を使っている可能性が高いのです。
ですからアレルギーの場合、できるだけ、スナック菓子は避ける方が賢明ではないかと私は思います。
(2001/7/17)